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裁判員と事実認定 [法律エッセイ]

裁判員になっても事実認定なんかできるんですかという質問を受けることがあります。

私は、「事実認定は、コナン君くらいの好奇心をもってやればできる。」と答えます。
実際、検事をやっていたことに、事実認定のプロという自負があるとすれば、それは、裏付けは必ず取る、客観的証拠を無視しない、納得のいかないことに納得しないというような極当たり前のことをやっていたという点に尽きます。
ですから、裁判員に選ばれた人も、コナン君のような気持ちで虚心坦懐に事実を見つめて結論を出せば、ほとんど間違ってはいないと思います。
その場合、問題なのは、そういう素直な判断をしない人物によるバイアスがかかるおそがあるということです。
そういう人が親切そうに事実の認定を曲げにかかってきたとしたら、それは検察庁と出来レースが出来上がっていることを理解すべきでしょう。
司法試験を優秀な成績で合格しても、裁判を自分の出世栄達の手段にしか考えていない人はいっぱいいます。
そのな人に利用される裁判員になったらこれほどあほらしいことはないですから。


2013-11-23 21:20  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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