遺族の4割超が厳罰化求めるというニュースについて [法律エッセイ]
被害者や遺族の調書で厳罰を求めないものは数えるほどしか見たことがありません。今回のアンケートは、厳罰「化」を求める意見が4割を超えたという報道ですが、そうすると5割超の遺族は厳罰「化」を求めていないことになります。厳罰は求めているでしょうが。この手のニュースを見ると、一見、みんな厳罰化を求めているような錯覚に陥りますが、アンケートという統計を客観的に見るとこのような見方が正しいことになります。この手の報道はむしろ厳罰化を意図する警察のプロパガンダであることが多く、国民は惑わされてはいけません。自動車事故が代表例ですが、純然たる過失犯もひっくるめて厳罰化を肯定すれば文明に利器を否定することになりますが、現代社会でそのような行動を取ることは不可能です。そうすると、厳罰化は当局の捜査権限増大に大義を与えることが主目的であると分かりますが、明日は我が身という言葉もあるとおり、本当にそれでいいのか冷静に考えましょう。
2013-12-12 10:52
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