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ビットコインの無罪事件(マウントゴックス事件) [法律エッセイ]

平成31年3月15日午前10時、東京地方裁判所刑事第6部は、カルプレス マルク マリ ロベートさんに対し、懲役2年6か月4年間執行猶予の判決を宣告しました。検察の求刑は懲役10年でした。裁判所は、主たる訴因である業務上横領と会社法違反(特別背任)は無罪としました。

この事件は、既に公判前整理手続きで初又且敏検事起訴にかかる業務上横領の訴因について、裁判所がその成立可能性のないことを示唆し(マスコミ報道なし)、そのまま無罪になることの対面を慮った東京地検公判部が数回にわたり訴因変更をしたため審理が大幅に長期化したものです。公判部が無駄な悪あがきがなければ2年くらい前に判決になっていたでしょう。その原因も理由もおよそ推測できますが割愛します。

現在、マルク氏は、有罪部分につき控訴しておりますが、検察が控訴しなかったため無罪部分は確定しています。

今後控訴審では有罪とした一審の理論構成の当否如何が争われることになりますが、マルク氏が2度と不当な身柄拘束を受けることがなくなったことをご報告します。

当職は、カルロス・ゴーン被告人もマルク氏同様の検察のトラップにかけられたと考えており、蔭ながらカルロス・ゴーン氏を応援しております。


2019-04-12 13:33  nice!(0)  コメント(0) 
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御用納め [法律エッセイ]

本日は官庁御用納めです。民間は仕事納めと言いますが習い性で御用納めです。

さて年末は公式には本日までです。年始はあまり考えていませんが4日か5日頃から始動しようかと思っています。

ただ、刑事事件でお困りの方は例外ですので、事務所に電話をしてみて下さい。

無駄なお金をドブに捨てなくて済むかも知れません。


2017-12-28 16:26  nice!(1)  コメント(0) 
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折り目の無かった逮捕状(湖東記念病院殺人冤罪事件の伏線) [法律エッセイ]

むかしむかし、近江の国に悪い刑事がおりました。刑事は、盗人を見ると殴ったり蹴ったりして捕まえていました。

あるとき刑事は逮捕状を署から持ってくるのを忘れていました。すると、偶然、盗人が刑事の目の前を通りかかりました。刑事はいつものように盗人を殴ったり蹴ったりして捕まえました。おまけに無理やり採尿して覚せい剤の検査までしました。

 

裁判になると盗人は、「刑事に殴られたり蹴られたりした。令状も見せられてないし、令状が出ていることも知らされていない。違法な逮捕だから覚せい剤の証拠は無効だ。」などと主張しました。

悪い刑事は、「四つ折りにした逮捕状を上着のポケットに入れていた。その逮捕状を取り出して盗人に見せた。盗人こそ嘘をついている。」と自慢げに言いました。

逮捕状は、盗人が起訴されると裁判所に差し出されることになっていました。逮捕状を見たことのある裁判官は、「では、その逮捕状を見てみよう。」と言いました。


法廷でその逮捕状が取り調べられることになりました。訴訟関係者がその逮捕状を見ると、逮捕状は、発付されたときのまま一筋の折り目もついていませんでした。


顔を真っ赤にした悪い刑事は、「思い出した。逮捕状は署に忘れていた。逮捕状は示さなかったが、盗人には逮捕状が出ていることをきちんと告知した。」と言い直しました。

しかし、悪い刑事の言うことを誰一人信用する者はおりませんでした。


その後、滋賀県警では、いざという時のために逮捕状は必ず4つに折り曲げるようになりましたとさ。

めでたし、めでたし。                                                                                  


2017-12-25 13:00  nice!(1)  コメント(0) 
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湖東記念病院殺人事件再審開始決定 [法律エッセイ]

滋賀県の湖東病院で患者の人工呼吸器を外して殺害したとする殺人事件の再審開始決定がありました。

服役をした看護助士の女性は担当刑事に好意を抱いて自白したと言われており、そんなことがあるのかなという人がいると思いますが、女性検事でも被疑者からプロポーズされたりするので実際ある話です。私がどうだったかは秘密です。

また、高齢者の場合は、病死か事故死か故意の殺人か判断がつきかねる場合がある上、地方に行きますと解剖医が少なく、資格のある開業医に依頼する場合もありますので余計死因の解明が困難になる場合があります。

ある事件では私の少し下の期の検事ですが、死体解剖の鑑定書を解剖担当の町医者に口授して捜査に都合よく書き換えたというのが話題になったことがあり、あの事件はどうなったのかなぁと思い出してしまいました。


2017-12-21 14:31  nice!(0)  コメント(0) 
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お盆も休みなし [法律エッセイ]

今年もお盆の時期を迎えましたが、当事務所は、暦どおりです。

なお、刑事事件等で緊急の方は何時でも受付です。


2017-08-04 15:50  nice!(0)  コメント(0) 
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身内の方が逮捕されたら何時でも当事務所に電話して下さい(準抗告は当たり前)。 [法律エッセイ]

逮捕されたら何時でも当事務所に電話して下さい。

たいてい弁護士が電話に出ます。

逮捕されたらすぐに釈放に向けた弁護活動に入ります。

よほどの凶悪事案でない限り、罪証隠滅のおそれや逃亡のおそれがなければ釈放は可能です。

当事務所では3月から今日まで勾留の裁判に対する準抗告を申立て、4戦して3勝しています。

殺人等の凶悪事件以外で相談した際、準抗告という単語が出なかった事務所に依頼するのは時間と金の無駄です。


2017-06-19 11:20  nice!(0)  コメント(1)  トラックバック(0) 
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黄金週間(ゴールデンウィーク)について [法律エッセイ]

本年のゴールデンウィークは祝日等の存在に関わらず平日は通常どおり事務所におります。事件の相談も受け付けておりますので、ご用のある方は遠慮なくご相談下さい。


2017-04-25 10:07  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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逮捕されたら [法律エッセイ]

確かな弁護士を探して早期に釈放されるようお願いすることが肝要です。先日、金曜日の当番で出動した案件では、結局、他の弁護士に依頼するか否かで迷ったことで時間をロスし、準抗告が日曜日になってしまい、結局、釈放が月曜日になったので、勤務先に逮捕事実が判明してしまったということがありました。事案的には既に解決済みですが、1日の判断が若干悔やまれる事案でした。


2017-03-22 17:23  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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関東某重大事件 [法律エッセイ]

現在、事件名を明らかにはできませんが社会的耳目を集めた事件の刑事弁護をやっています。公判前整理手続きが2年目に入り、3月から公判という直前になって検察が2段の訴因変更を請求してくるという大ハプニングに見舞われ、本日も午後4時からの公判前整理手続きに引き続き、数時間、チームで事件の検討会をやってきました。いずれこのブログで詳細を明らかにできる日が来るのでそのときは事件の詳細を報告することとします。かなり大きな無罪事件です。


2017-03-07 20:20  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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準抗告が認容されました。 [法律エッセイ]

平成29年3月5日(日)午後4時頃家族が来所して受任した暴行被疑事件につき、同日さいたま地方裁判所に勾留の裁判に対する準抗告を申し立てたところ、翌6日検察官の勾留請求を却下するとの決定を得て依頼人は釈放されました。週末に依頼を受けていれば欠勤する必要がなかった点が悔やまれますが、依頼から正味1日で釈放となり、まずは一安心というところです。今後は不起訴処分を獲得すべく弁護活動を継続します。



2017-03-06 16:23  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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