平塚5遺体事件、岡本被告が無罪主張し控訴 [法律エッセイ]
http://www.so-net.ne.jp/news/cgi-bin/article.cgi?gid=soc&aid=20070731ic21
奇怪な事件です。
しかし、問題は、事件報道のあり方です。
なぜ、1審判決が有罪としたのか、捜査段階の自白が信用できて、公判段階の弁解が信用できないという論調で判決を紹介していましたが、それだけでは不十分です。
それぞれの供述が他の証拠に支えられているかなどの信用性の吟味が必要です。
有罪にしたのですから、当然、その辺りの説明があったはずです。
この辺りを簡潔に報道しないと、一般の人は、理解できないと思います。
今や紋切り型の「捜査段階の自白は、具体的かつ詳細で迫真性に富み、体験した者でなければ供述できない内容であって、信用性は十分である。」などという理由付けは、時代遅れです。
公判で否認した事実だけをもって、罪責を逃れようとしていると直線的に結び付けるのも危険です。
つまり口でいうだけなら何でも言えるのです。
2007-07-31 22:02
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