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法テラスが弁護士と被疑者被告人との接見回数を2年以上遡って調査しています。心外! [法律エッセイ]

本日、法テラスから2年以上前の被疑者・被告人との接見(面会)回数の問い合わせがありました。
私が書いた接見報告書と法テラスがこっそり警察に問い合わせた記録に齟齬があるそうです。
1つの事件は、警察での接見2回、検察庁での接見が1回でしたが、警察では1回しか接見していないような記録になっているらしいです。
検察庁での接見は、記録を取ったり取らなかったりしているので(誰が記録を取っているかも分からないとのことでしたが)、分からないというのが法テラスの返答でした。
だからということなのか検察庁での接見は参考記録にされていました。
おまけに、この事件に関する法テラスの調査結果は日付を間違っていました。
こんな書面に回答することはそもそも不可能です。
いい加減の極みです。
もう1つの事件は、警察で2回接見しているのですが、警察の記録では1回しか接見していないことになっているらしいです。
少し前、接見回数を水増しした弁護士がいたとは聞きましたが、未だにこんなことに人件費をかけてやっているんですね。しかも、誤りのある調査結果を元に。
しかし、私は、1回しか接見をしていないのに、2回接見したことにして手間賃を稼ぐようなけちな人間ではありません。

ところで、法テラスの職員は、資料を出せと言いました。
接見メモでも接見内容でもいいから報告書に書けとのことでした。
法テラスやその職員は、秘密交通権の存在を知らないのでしょうか?
こんなくだらない照会のために、なにゆえ被疑者・被告人とのやりとりを記したメモを提出したり、接見内容を法テラスに報告しなければならないのでしょうか。
法テラスには憲法を遵守するつもりも刑事訴訟法を遵守するつもりもないのでしょうか。
先日の無罪事件は、現行犯人逮捕手続書を虚偽記載した事件でした。
なにゆえ一方当事者の調査結果を元に、人にあらぬ疑いをかけた上、憲法、刑事訴訟法に反する義務を課するのでしょうか?
現在では、接見する前、下に法テラス報告用の用紙を敷いて接見申込書に日時等を書き込み、複写になっている法テラス報告用の用紙に日時等が写るようになっており、それを事件の集結報告書と一緒に法テラスに提出しています。
たまにそれを忘れるときがありますが、1時間もかけて行った場所ほど、複写するためにいくことはできません。
その場合は、本当のボランティアになります。
ところで、7月6日の無罪事件は終結報告書を提出してしばらく経ちますが、今月中に報酬額(雀の涙ほどの)が決定する気配もありません。
したがって支払は、最短で2か月後です。
法テラスさん、早くやって下さい。
くだらない調査に人員を割く前に。

ところで、ざっくばらんな提案をします。千葉法務大臣に。
こんなくだらない仕事をやっている法テラスを事業仕分けにかけませんか?
そして、無駄な人件費を刑事司法制度の発展に資する分野に傾斜して配分しませんか?
その方が被疑者・被告人ひいては被害者や国民のためになると思います。
だいたい警察のフレームアップを暴くために1年以上の日時と十数回の公判を戦いましたが、その間、ほとんど費用は個人持ちでやっているのです。これがこの国の現状です。

追伸 先日、無罪事件を契機に古いアルバムを買いました。ボブディランの「欲望」です。このアルバムの中の「ハリケーン」という曲が最高です。日本でも17年間も無実の罪で服役した人がいましたが、「ハリケーン」も警察のフレームアップのせいで、世界チャンピョンになる夢を断たれました。


2010-07-29 17:35  nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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